ガレージR&Dで出くわした日本の名車FD3S。そう、現存するマツダRX-7の最終形。
オーナーの許可を得て激写させて頂いた、その雄姿をとくとご覧あれ。
10年以上も前のクルマとは思えない
最新モデルにも引けを取らないデザイン。
いや、現行ではもはや実現不可能かもしれない伝説のクルマ…
車体の側面にドアがある、のではなく
曲面の一部がドアとして切り抜かれたのだ。
奇天烈でまばゆいテールランプの造形などで個性を主張するのではなく
名車FD3Sはそのシルエットだけで強烈に個性を表現できるのだ。
地を這うFD3Sのドアノブ
この高さこそが自然に手が届く適正ポジションなのだ。
ここにもロータリーの三角おむすびが潜むコダワリ。
リヤサイドからドアミラーを眺める。
ドライバーはミラー越しにこのSEXYな曲線美を常に味わえるのだ。
静かにロータリーが回転をはじめ
その後ろ足を蹴り出す・・・
そんな”走りだす姿”が待ち遠しくなる
肉感のあるこのリヤサイドビュー
このクルマにバンパーを付けたのではない
FD3Sの一部をバンパーとも呼ぶのである。
これだけのタイヤを履いても、まだありあまるホイールアーチ。
鍛え抜かれた勝つために生まれたハイパーアスリートゆえの余力がある。
思えば、筆者が小学1年生と幼い頃、とある友達の家に遊びに行って、仲良くミニカーで遊んでいたところ、
ルマン24時間耐久レースのビデオ(当時VHSかベータ規格)を「永遠と」観させられたことがある。
そう、その子の親父さんは「マツダ」のエンジニアだったのだ。
幼心に何が凄いのかもわからず、永遠に耐久レースを見せられたw。
「このまま晩飯食ってけ」
「なんなら泊まってけ」
自分がクルマ好きだと知ったこの友達の親父さんから
このままいくと本当に24時間耐久で見せられるはめになると危機感を感じ
そおっと「すいません、僕、宿題まだやってないから」と帰宅したことを覚えている。
熱いぜ、マツダ。
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